2013年9月2日月曜日

膀胱子宮内膜症⑤ N病院


さて、昨年末のこと。
2ヶ月待って行ったN病院はというと…
ザ・病院、という感じの、古くてどよーんとした
総合病院だったのでした。
総合病院なのでありとあらゆる患者さんがいて
深刻な病を抱えている人も少なくないと思うのですが
プラス病院の淀んだ雰囲気に、正直気持ちが沈みます。

そして案の定というかやっぱりというか、待ち時間が長かった…。
受付してから待つこと2時間ほど。

婦人科のA先生は、話し方も風貌も
たいへんジェントルな方でした。
「珍しい病気ではありますが、
いまほかにふたり同じ患者さんを診てますよ」
と心強いおことば。そして
「手術しましょう、うちの得意分野ですから」とあっさり。

内膜症の手術というと、下手すると癒着をおこして
再手術も不可能という状況になると聞いたことがあったので
そのへん心配だったのですが
手術したら再発することもほとんどない、という言葉に
さらに力づけられ「お願いします」と即答。

しかしそこは全国に名を知られた名医。
手術といってもすぐというわけにはいかないだろうと
覚悟はしていたものの
いちばん早くて来年の夏になるとのこと。
来年の夏って…8ヶ月後ってことですかね…
そこまでこの痛みに耐えられるんだろうか。

ピル再開という選択肢も頭をよぎりましたが
イヤイヤこれ以上時間を無駄にするのも、と思い
不妊検査や治療を同時進行してかまわないかと尋ねたところ
不妊検査は手術の検査とほぼかぶるので必要なしとのこと。
とりあえずこの日は血液検査をして
翌月に卵管造影検査を予約したのでした。

「オペは泌尿器科の教授と共同でおこないますから
いまからそちらも受診してきてください」といわれ泌尿器科へ。
A先生と同じ年頃と思われる泌尿器科のK先生も
陽気で明るいおじさまでほっと一安心。

「ええ〜来年の夏!?」と
A先生の多忙ぶりにビックリなさっていましたが
ウチなら2週間後にでもオペできるよ。そうしなよ」
というありがたい言葉にはあいまいに返事をするほかなく…
だってA先生に手術してもらうために
紹介状もらって、今日まで2ヶ月待ったんですから…

お会計はかなりスムースでした。そして安かったです。
科によって混み具合がちがうのでしょうね。

だいぶ先とはいえ手術の日にちも決まり
晴れ晴れした気持ちで帰宅の途についたのですが、しかし。
その後あることにハタと気づき、悩むことになるのでした。


つづく