2013年9月12日木曜日

膀胱子宮内膜症⑦ 妊娠


卵管造影検査を延期したことは、結果的に正解でした。
というのはこのときの排卵でまさかの妊娠。
手術も決まり、手術が終わったら不妊治療に取り組もうと
今年前半の妊娠はなかばあきらめていたところもあったので
自分でもびっくりしました。

よく不妊治療をしていた人が
治療をお休みしたとたん自然妊娠したという話を聞くけれど
それに少し近いような?

とにかく病院に妊娠検査薬で陽性だった旨を連絡して
卵管造影検査はキャンセル。
検査結果が出てからということで
予約していた名医先生の診察はそのままにして
今後のことを相談することになりました。

名医のA先生も、泌尿器科のK先生も
妊娠したことをとても喜んでくださいました。
私としてはついこのあいだ病院に駆け込んで
ふたりもの先生を巻き込んで
手術の段取りまで決めたのに申し訳ないような気がしていたので
ちょっと緊張していたのです。
まあ医師としては当然といえば当然の反応ですよね…
なにせ、子宮内膜症のいちばんの治療法は
妊娠することだと言われているくらいなんですから…
とくに私は妊娠希望ということを伝えていたので
最高なわけです。

膀胱子宮内膜症で妊娠した患者ははじめてみるということで
(そもそもの症例が少ないからでしょうね)
A先生は経膣エコーでかなりの時間、胎嚢を見ていました。
「やーほんとに妊娠してますね」って。いやしてますってば。

じつは病院に検査のキャンセルの電話をしたときに
看護師さんからわざわざ、
子宮外妊娠の可能性がないか次回の診察のまえに
近くの婦人科で診てもらってくださいねと言われたので
すでにこのとき産院で異常妊娠でないことは確認済みでした。

産院選びについてはまたあらためて書きますが
A先生はこの産院でもときどき診察していて
「あーあそこにするの。あそこだったらIさんとか
あと、古株の、えーといま名前思い出せないけど
そのふたりが僕と合うかな。Iさんはちょっと暗いけどね」
なんておっしゃっていました。
そうそう、卵管造影検査を受けなかったのは
よかったですね、とも言っておられたので
やっぱり妊娠によい影響はないのでしょう。

とりあえず出産して、生理が再開したら
一度来てくださいと言われました。
運がよければ妊娠で治ってしまうこともあるとのこと。
だといいなあ。