2014年3月20日木曜日

どうなる?どうする!?保育園問題③


さて、3月ももう下旬に入ろうというころですが
7園中、入園できると連絡をいただけたのは結局C園のみでした。
そのC園も、ギリギリ順番がまわってきて
滑り込めたということが最近わかり…。
認証も危ういかも、という直感は悲しいかな、正しかった。

2月に入ってばたばたと無認可園を探し
見学させてもらって思ったのは、
なぜもっと初期の段階で無認可園を見学しておかなかったのだろう
ということでした。

私が見学したふたつの園(仮にH園、I園とします)は、
かなり特徴の異なる園でしたが
共通していたのはハード面では認証園に遠く及ばないということ。
とにかく人口密度がものすごく高い。
100平方メートルあたり園児50名プラス職員10数名という感じです。

さて、H園はタワーマンションの1階で保育室自体の衛生面や安全面での
不安はなかったのですが、所在地が湾岸エリア。
いろんな見解があると思いますが、
私は根が田舎者なので湾岸エリアのタワーマンションは
ちょっと怖いなと思ってしまうタイプです。
(築35年のぼろマンションに住んでいるくせに!笑)

ただH園は、職員の数を法定より多く揃えており、
「もし入園なさったら通わせてよかったと必ず思ってくださるはず」と
保育の質に関する自信がうかがえました。
保護者向けのサービスも充実すぎるほど充実しており
保育料はかなり高額ですが(認証の2倍強) 、
都心部の無認可園の相場の範囲内でしたし、
1年間限定だったら通わせてもいいと思える園でした。
が、なんせ遠い。
家から電車を使い、かつ駅から徒歩20分という立地。
とはいえ背に腹はかえられぬということで、
見学に行った段階では空きがあったので
認証の状況次第では予約をするつもりでいました。
(結局認証C園に希望が持てたので予約は見送ったわけですが)

I園のほうは、住宅地のある庶民的なエリアということもあって
都心部の無認可園よりは保育料が安かったのが魅力でした。
とはいえ認証の1.5倍以上はするのですが…
I園は、完全に認可・認証に漏れてしまった人のための受け皿=駆け込み寺を
自任していて、園長さんのお話からは、
働く親とその子の力になんとかしてなりたい、
という強い思いが伝わってきました。
保育料もぎりぎりのラインで設定されているようでした。
その志には心から頭が下がる思いでしたが、自分の子どもを預けるとなると
正直に言って、衛生面、安全面でかなりの不安を感じました。
古いビルの1室で、室内も雑然としており、もちろん狭い。
寿命が近いのかチカチカしている蛍光灯もあり…。
調理室はなく、離乳食は持ち込みです。
しかもキャンセル待ちの方が多数で入れる見込みはなさそうでした。

無認可園とひとくちに言ってもさまざま、
高いけれど保育内容に特徴があったり、
融通がきいたりするので認可よりいい場合もある
というのはよく聞く話ですが、
私の住まうエリアでは、ネットなどで調べた限り
認可・認証よりよい、と思える園はひとつもありませんでした。
都内でも評判のいいH園でさえ、立地や対価を思えば、
いまいちだなあと思った認証園のほうがいいくらいでした。

つまり何が言いたいかというと、
無認可園を早い段階で見学していて、
施設、雰囲気、料金、立地、などなどを把握していれば、
もっと遠くの認証園へも足を伸ばしていただろうということなのです。
H園よりはるかに近いのに考慮していなかった認証園はたくさんあり、
そこなら毎日タクシー通いしてもH園と同額、あるいは安上がりなのでした。

もちろん、近隣認証7園に申し込んで6園はダメだったわけですから
同じタイミングでさらに手を広げていたとしても
入れなかった可能性は高いです。
しかし、4月入園が無理で無認可園に預けることになったとしても
ウェイティングリストの早いところに名を連ねていれば、
それ以降空きが出た場合に転園できる可能性が出てくる。

待機児童が5割を超える保育園激戦区の方は、
ぜひ無認可保育園も同時に探して見学なさることをおすすめしたいと思います。

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